月: 2021年10月

2体目

やっと迅雷の本体が完成。
ゲート処理の方法とかヤスリはどの順番がいいかとかあれこれ試しながら作ってるので死ぬほど遅い。

あと今回明らかにいくらなんでも嵌め合わせがキツすぎる箇所がいくつもいくつもあって処理に時間がかかった。最初にニッパーの二度切りとかと一緒にダボ穴処理のこと教えてほしかった。
しばらく観察すると絶対金型ずれただろって感じの細かい段差が見つかったりして(そこをナイフで削ると綺麗に嵌め込めたりする)コトブキヤの初心者殺しな性格がわかってきた。こんなにオタク釣る気まんまんの見た目しとるくせに。

それっぽい写真になってるかな?
スティレットより素体がアップデートされてて可動が増えてるしちゃんと自立する。すごい。
あとは腰回りが肌色すぎるので塗装したかったけど熟考した結果後からでもできるし無理はよそうと決めた。


プラスチック

FAGはほんとにちっちゃい。左はサイズ比較のために置いたカード。

パーツは大きくても2~3cm、小さいのだと数mm単位もザラにあって、それを破損に注意しながら組み上げてくんだけど、そこから人の形がだんだん見えてきたときの感覚がゾクゾクする。


プロ野球

ヤクルトとオリックスが優勝してレギュラーシーズンは終わった。

日ハムに関しては……書くことが何もない(ここ数年ずっとそう)。例の事件くらいか……。

実家帰ってきてまた本格的に野球観戦するようになったのが2014~2015シーズンからで、栗山ハムが一番面白い時期だったのが運が良かった。
大谷も入ったしチームもどんどん形になっていって追っかけるのが一番面白い時期だった。って過去形で回顧せねばならない現状が悲しいけど。

新球場は家から車で10分くらいのところにできるんだけど、なんかいまだに全然現実味ないな。
本当に駅前虚無そのものので住宅地と山しかない典型的な地方郊外なのにこんな巨大なものができるのか。


女の子を作るのが楽しい

ユニコーンガンダムは面白かったけどやっぱりなんか違うな……と思ってもう一度FAGに戻ってきた。キットは中古で3300円と比較的お手頃な価格だった迅雷。

うーんやっぱり求めてるのはこっちだな。組んでるときの集中力が違う。背徳的が入り混じった独特な幸福感がある。
やっぱり自分で組み立てるってのが重要っぽくて、手を入れた分だけ見栄えで応答してくれるのが愛着湧く。作ってるソシャゲで女の子育成してるときの立体版みたいな感じかもしれない。

まだまだ模型の基礎なんか何も知らないので失敗だらけだし粗も目立つんだけど本当に楽しい。というか基本好奇心を原動力にして生き延びてる人間なので単純に新しい世界が開けてるのも大きいな。
問題はプラモ特需の中でもさらにコトブキヤが現在FAGシリーズにあまり生産ラインを割いてなくて絶望的に品薄なこと。レティシアやイノセンティアみたいな素体タイプが気軽に何体も買えた時代に始めたかった。


ユニコーンガンダム

とりあえずガンプラでもやってみるか…と思ってせっかくだから虹ヶ咲で縁のあったユニコーンガンダムを選択。
さすがに作りやすかった、というか凄い。合わせ目がほぼ全部装甲の意匠になるようになってて何も粗が見えない。部品のかみ合わせ精度も抜群。ひとしきり関心しながら作ってた。


スティレット

大掃除で出てきた。いつ買ったのか本当に思い出せない。

巣ごもり中だしと思って十何年かぶりにニッパー握ったけど本当に疲れた。
ガンプラみたいなもんだろと思ってたら想像より遥かに大変だった(最小限程度にゲート処理とかやったのも大きいけど)。どの部品も小さくてもう少し老眼が進んでたら致命的だった。

とはいえ久しぶりのプラモ作りやったら楽しかったな。一瞬で時間が消えるし心が無になる。

 


加藤周一の『日本文学史序説』

9月から今月にかけては何年かに一度の本の虫干しをしていた。
どかどか大量抹殺していると買ったことを忘れた本も出てくるもんであって、その中の1つがこれ。
ちくま学芸文庫にずっと昔から入っていて漠然とすごい本なんだろうなとは思ってたけど実際読み始めると笑っちゃうくらい凄い。

日本文学史と言っても漱石あたりから始まる近現代小説を扱っているのではなく、万葉集と古事記から始まる。そして文学史のタイトル通り作品の成立に影響を与えた当時の歴史的・社会的情況、さらに著者のパーソナリティも想像力豊かに描出されていてすらすらと読めてしまう。
どんな記述でも教科書的な紹介に堕している部分が一切なく、序文で述べられている日本文学における歴史的法則に基づいてはっきりと言い切っている。

それぞれの文学作品が成立した背景・条件も懇切丁寧に論じられているのでもはや文学史の枠を越えている。一種の日本論であり、日本人論であり、日本語論であり、日本思想史であり、日本宗教史でもある。なんだかんだ言っても昭和の文芸批評家は凄かったのがわかる。

今やっと上巻の半分、鎌倉時代まで読み終わったところだけどここまでで既に聖徳太子の十七条憲法に始まり万葉集や古事記と言った古代の歴史的資料に文学批評の眼が向けられるところから開始し、そして空海・最澄の初期仏教、竹取物語のような古代文学、日本霊異記・今昔物語のような民衆のための物語、源氏物語や古今集の平安文学、浄土宗から禅宗までの鎌倉仏教、さらに武士の台頭への貴族側からの応答としての新古今集や鴨長明の隠者文学、そして平家物語と思いつく限りすべてが網羅されていて、そのすべてがきっちり一本の芯が通って解説される。狂気の本。一方で建礼門院右京大夫といった今まで知らなかった著者もいて関心を惹かれる(非常に好きになる気がする)。

僕はもともと植芝理一でアジアや日本の呪術的で神秘的なモチーフに惹かれてこの世界に足を踏み入れて、そのあと西洋哲学から吉本隆明を経由し最近はまた日本的なものにより関心が深いんだけど(京都旅行するといくら勉強してもまだまだ勉強足りないな~と思わされる)、ここまで総合的な本が存在してたとは思わなかった。これはたぶん20代じゃ読めなかったな。ちびちび読み進めてるので今月はこれで終わりそう。


糸の切れた凧みたい

生活リズムは崩れてるし部屋に引きこもってるしでだいぶ空虚になってる。

このままもうすぐ冬かぁ。

いよいよ危ういな。