エピファネイア

2021年6月30日

元々関心のあったサンデーサイレンスを中心に競馬史のお勉強をしているんだけど、血統本を見ると何度も指摘されてるのがサンデーサイレンスの血の飽和状態。
サンデーの子の兄弟同士で優秀な牝馬を争うのはもちろん、母の父サンデーサイレンスの牝馬は近親交配になりすぎて種付けできないため、別の血統が台頭する隙が生まれることが指摘されている。そして実際にキングカメハメハはその流れで出てきた。

そうは言ってもいま出走している馬の血統を見るとディープインパクト、ディープインパクト、1つ飛ばして(だいたいキンカメ系のロードカナロアとか)ディープインパクト。みたいな状況なので、じゃあ実際非サンデー系非キンカメでなんかいるんかいな、というのがずっと疑問だったんだけど、いた。
このあいだのダービーでシャフリヤールに差されたエフフォーリアや、コントレイルの同期牝馬デアリングタクトの父・エピファネイア。
父親はシンボリクリスエス。というかシンボリクリスエスが繋がってるのを知らなかった。なんとなく嬉しい。
血統的にもサンデーサイレンスの血が比較的薄くなっていて、3×4クロス(奇跡の血量)を作りやすいということで種牡馬として使いやすいという。やっぱりこういう法則的な部分は簡単に相対化されないんだなと思う。