心のシャッターを押して忘れないように

aikoのライブ2日間。aikoはサービス精神の塊なのでライブツアーでも2日でセットリストをガラッと変える。
リリースツアーでもあるのでセトリ構成はアルバム曲+ライブ定番曲+αという感じ。ただ今回はこの+αが非常にサービス良くて人気曲が固まってたので嬉しかった。初日アンドロメダ、2日目シアワセはかなり嬉しい。
言うまでもなくバンドの演奏もaikoも歌もはっきり「ライブアーティスト」と言えるレベルの圧倒的なクオリティ。スピッツやYUKIもそうだけどJ-POPの全盛期からここまで第一線を張っているミュージシャンはこのあたりの地力が圧倒的に違う。

とはいえやはりこの人のライブの本領は曲目や演奏よりも(それだけでそんじょそこらのライブより圧倒的な充実度なのにも関わらず)、ライブ全体の雰囲気や空気感だと思う。本当に客席との距離感が近い。ただ音楽を聴かせるだけではなく、特別な空間と時間を作り上げようとしているという想いをひしひしと感じる。
今回は特にこんな時勢だったので去年1年間が相当堪えていたという正直な吐露や(「1年間ゴミ箱に入っていたけどみんなのおかげでやっとゴミ箱から出られた」みたいなこと言ってた)、最後のMCでは最近の感染者数に触れて「またライブができなくなったらどうしよう」と言いながら泣き出すというもうやりきれない気分になる一幕もあった。でもそういうところも全部見せてくれるのが、いわゆるジャンキーがaikoを好きになる理由だと思う。この人は真に、音楽とライブを生きる意味や支えにしている。

今回は一度ライブで聴きたかった曲が自分でもわけがわからないくらい刺さったのが、シャッターだった。

自分の中でaikoの曲と言えばアンドロメダとシャッターの二強だった。この2曲はとにかく高校生の頃によく聴いてたし、その後も聴き続けた。この2曲を聴けるまでライブ通おうと思ってたらあっさり回収できてしまった。ただシャッターはジャズアレンジ版だったけど(ついでに1日目のストリングスとアコースティックアレンジの「信号」も感動的だった)。
この曲は人生の中の特別な一瞬とその追憶を歌った曲なんだけどその歌詞と「人生の伏線が回収される」系の感動が重なって(だと思う)信じられんくらい泣いた。いややっぱわかんないな。どうしてこんなに涙出るんだろう。あなたとあたしの目の奥に生きる二人が同じ笑顔であります様に……