精神医学は治療者と患者の関係性や、治療者が元患者であることの是非などが議論になることが多いらしい。そして後者の例としてリネハンが挙げられているのを何度か目にしてかなり興味を惹かれてる。
リネハンは自身が若い頃境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者だった経験があり、そして後年自らBPDの治療法として弁証法的行動療法(DBT)を開発したという経歴を持っている。
境界性パーソナリティ障害は自傷行為や自殺衝動を伴うことが多く、リネハン博士の腕には今も自傷の跡がある。DBTはそんな当事者目線のプログラムが多数盛り込まれていて実践的な治療法だとか。
Expert on Mental Illness Reveals Her Own Struggle – The New York Times
2020年には自伝が出ている。ディープラーニングに突っ込んだら読めるかな。
あとTwitterもやってる。