適応障害で決まりっぽい

2021年4月13日

ここ数ヶ月の不調はトラウマ由来のPTSDそっくりだったのでそれに基づいた対処をしていて、実際効果も出ていたんだけど、ただいつまで経っても疑問だったのは症状に比して原因があまりにも不釣り合いに小さいとしか思えないことだった(書くのも怖くて書けてなかったけどの元々の一気に来た原因は正月に家族親族間でトラブルがあって当事者じゃないけどかなり精神的に疲弊したのと、あといまだにわけがわからないけどネットでほんのちょっと露悪的な記事を読んだこと)。

それでこれは元々の性格や気質や認知の偏りのようなものと、コロナ禍でストレス耐性下がってたのが原因じゃないかと自分で仮説を立ててマインドフルネスや節酒や睡眠時間の確保をしていてそれも効果がはっきり感じられるくらいになってた。

そんな中で今日またしつこく調べてるうちについに見つけた。コロナ禍のストレス由来の適応障害。いわゆるコロナうつはこれにあたるらしい。

もう1つ行き当たったページはこっち。適応障害がPTSDとよく似ていてフラッシュバックを伴うことが書かれている。確定だろう。

心の傷になる体験として訴えられることは、会社の上司から大きな声で怒鳴られた、休暇中の行き先を詮索された、飲み会で飲みかけのビールを勧められた、などと一昔前の会社勤めならば、ありふれた出来事だったりします。そのような出来事をきっかけに会社に行けなくなる、上司に似た人を見ると怒鳴り声を思い出し動悸がする、皆が自分を監視しているのではないかと疑心暗鬼になる、二度と飲み会には行けないと思ってしまうなど、心身に強い反応が起き、その後の生活は心の傷になる出来事が起こる以前と一変してしまいます。日常的な出来事が心の傷になり、すっかり生活が様変わりしてしまうのは、傷つきやすいといわれる若者だけではありません。若者に限らず壮年期にも老人にも起こっており、日本人は老いも若きも傷つきやすくなったように見えます。

一方、インターネットでは過激な言葉が行き交い、しばしばブログやツイッターが炎上してしまいます。バーチャルな世界で傷つき、会ったこともない、現実の世界では何の影響も受けない人からの一言で、自己価値が地に落ち、落ち込んで受診する人がいます。

PTSDと遷延化した慢性の適応障害は、その症状は極めてよく似ています。落ち込みや不安など精神不調の一般的な症状に加えて、心的外傷あるいは心因の反復的で侵入的な苦痛な記憶や、悪夢、生き生きとつらい出来事を思い出す、きっかけとなる出来事によく似た出来事に遭遇すると心理的な苦痛を味わうと共に、動悸や冷や汗など体の症状が出てくる、何とか出来事によく似た状況を避けようとする、いつもアンテナを張って過敏になっており警戒をしている、仕事や日常生活に集中することができず、しばしば眠りや食欲が損なわれるなど、この二つの疾患は見分けがつきません。めったにない出来事でこのような症状が起こるのは、誰が見ても納得できます。

しかし、日常的な出来事で、このような症状が起こったとしたらどうでしょう。実は、適応障害は誰にでも起こり得る珍しくない疾患です。心の傷になる出来事が大人ならば誰でも一つや二つあると言いましたね。そうです、私たち誰もが遷延化した慢性の適応障害になる可能性があります。なりかけた時に何よりも力になるのは、つらい体験を話し、つらい体験を共有し、外傷化を防いでくれるような魔法の言葉をくれる誰かがいることです。専門用語で言うところの「焦点化された認知の修正」をしてくれる人の存在です。現代社会にこれほど遷延化した慢性の適応障害が増えているのは、心のセーフティーネットになる誰かがいなくなったのでしょうか。

動悸の乱れだけがどうしても取れないのでそろそろ受診を考えてるけど精神科の予約って本当に取れないんだよなぁ……

手持ちの本にもあったね。

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