2022年に聴いてた音楽振り返り

2023年4月20日

年末年始のメンタルヘルスが最悪すぎて何も書く気になれなかったけど元気出てるので今のうちに書く、4月に。

もう気がついたら事実上Spotifyでしか音楽を聴かなくなってるので振り返ること自体は楽になった。アプリで自動的に作成されるMy Top Songsのプレイリストといまだに使ってるlast.fmのログを見ながら。

宇多田ヒカル/BADモード

冗談抜きに1年中聴いてた。聴いてたというか少しでも空白の時間ができると自動的に苦痛に襲われるくらい精神衛生が荒廃してたのでとにかくこれ流して間を埋めてたみたいな状態だった。

2021年に見事にメンタルを壊してから引き続き丸1年ずっと心と身体の歯車が狂ったままで、エンタメの類でも刺激の強いものがきつくて受け付けるものが限られてたんだけど、そういう時代にこういった作品をリリースできてしまうところに宇多田ヒカルという人の巨大さを感じた。

音楽批評的には令和のチル系の流れとか色々言えるんだろうけどそういうジャンル的な言葉はどうでも良かった。癒されたとか励まされたとかでもないし、かといってシンパシーみたいな言葉で片付けるもの気が引ける。すごく繊細で微妙な温度感のようなものがあって、そういったことをメジャーな音楽でやってることに途方もない凄さを感じる。

家でも作業中でも車の中でもSomewhere Near Marseilleをひたすら流し続けた。

菊次郎の夏 オリジナル・サウンドトラック

夏頃のある日、久石譲の音楽ってテレビとかで流れるお決まりのBGMになってるけど改めてしっかりリスニングしたら実際ものすごいいい曲な気がする、みたいなよくわからないことを唐突に思いついて、それから「菊次郎の夏」の一発で脳内再生できるフレーズが無性に気になり始めてサブスクで探して聴いてた。

実際普通に良くて刺激も少ないのでこれも就寝するまでの数時間の間を埋めるような感覚でずっと流しながらベッドで横たわって時間が過ぎるのを待ってた。

余談

ずっと真夜中でいいのに。

2022年はなんと言ってもずとまよでした。

ナナシスも事実上終わっちゃったしもう新しい音楽そうそうないかな~って思ってたけど、びっくりするくらい刺さった。

音楽的には斜めからの切り口を含んだポップスとかクセのある女性ボーカルとか色々あるんだけど、それより逆に今まで通ってこなかったいろんな文化や要素がするっと受け入れられるのが意外だったし楽しかった。結果的にこの後ボカロ聴けるようになる前振りみたいになったな。

ライブ行ってから本当にすっかりハマって全曲まとめてプレイリストずっと聴いてた。引き出しが少ないというかどの曲も1発でずとまよとわかる反面全部同じ曲に聞こえるんだけど、ちゃんと聴いてるとじりじりと新しいことを取り入れているのがわかってそういうのも面白かった。

MVのショートアニメーションもテレビアニメや劇場アニメと違った独自の表現ジャンルがあるってのがわかって新鮮だった。自分で描き始めたおかげで絵自体にも興味持てたしね。

基本的には最近のファンクに寄った曲が好き。

サターン

お勉強しといてよ

MILABO

あいつら全員同窓会

猫リセット

ミラーチューン

「物語」シリーズ楽曲

これもすごい聴いた。新しいもの追っかける元気なんか到底なかったのと2010年代がもはや回顧の対象となっていることに気がついてからなんか無性に気になって東のエデンとか観てて、最終的には物語シリーズを完走した。
体験としてはかなり面白かった。というかやっぱりアニソンはこの頃の方が全然面白かったなと思う。恋愛サーキュレーションとかも改めて聴くと本当に奇跡的なバランスで生み出された曲だったんだなと思う。

それと書き残すとしたらやっぱりdark cherry mysteryか。
100話くらい付き合ったの何人いるんだろうって感じだけど最後まで付き合ったご褒美みたいなカタルシス。

その他

OMSB/ALONE

DCPRGとSIMI LABのライブ行ってた世代としてやはり感慨深かった。リアル。

リーガルリリー/リッケンバッカー

NOT WONKとのツーマンで観た。

今ロックをやるってこういうことか、みたいな説得力と迫力があった。

The 1975/Happiness

このバンド褒めてない人見たことない気がする。地元のFMノースウェーブっていうメジャーシーンからコアな音楽までまんべんなく拾ってるFMラジオ局をよく聴いてるんだけど、アルバムリリースされた頃The 1975が週間ランキングでずっと1位だった。

海外まで含めた音楽シーンの流行とかはもう全然ついてけてないんだけど有無を言わさない楽曲の質の高さとスケールの大きさは伝わってくる。

APOGEE/TiDE

ライブ行ったし旧譜と合わせて聴いてた。まさかこんなに自分の人生と伴走してくれるバンドになるなんて思ってなかった。

YUKI/鳴り響く限り

YUKIもこんな聴くと思わなかったな。
ソロデビュー20周年を記念した曲。圧倒的ですね、これは、もう。

Liella!

この2曲は結構聴いてた。ノスタルジックな匂いが良い。アニメと商業展開はもうちょっとなんとかしてほしかった。

SHOW BY ROCK!!のほわんちゃん(CV:遠野ひかる)の曲

ウマ娘のマチカネタンホイザの声がツボだったのでキャラソン代わりに聴いてた。

ブルーアーカイブのサウンドトラック

サントラ自体よりブルアカ本体なんだけどずっとやってたからついでに書いちゃう。

SADFRANK/gel

NOT WONKのボーカル加藤修平のソロ。アルバム出たのは今年入ってからなんだけど年末にモエレ沼公園ガラスのピラミッドで観たライブが最高の時間だった。インプロみたいなのから歌ものまで幅広い。

矢野顕子/LOVE IS HERE

矢野顕子の作品の中でもクセが少なくて一番好き。
菊次郎の夏サウンドトラック聴いてる時になんとなく連想で思い出して聴いてた。

こんなもんかな、思い出したら書き足すとして。