宇多田ヒカル『BADモード』

前2作(Fantome、初恋)が良くも悪くも宇多田ヒカルという大物アーティストのキャリアあるいはストーリーから見ればわかりやすい変化があったので飲み込みやすかったけれど、今回は予想を裏切ってきた。
というかBADモードというタイトルや部屋着のジャケットの先入観もあって初聴時は前2作の延長線上だと思っていたけど、聴き込むほどそこからの逸脱が歪みが前面化してくる。

見るからにメンヘラモードに突入していた先行シングルを2,3,4曲目に配置し、同じ曲の英語詞と日本語詞が入り乱れ、フローティングポイントによる11分54秒の大作がハイライトとして置かれ、Beautiful Worldの再録が流れてもまだ終わらない入り組んだ構成。

しかし良い。というか好きだ、僕は、この作品が。