フレームアームズ・ガール フレズヴェルク=アーテル。
なんで1ヶ月に渡ってひたすらプラモデル作り続けてるのかというと、元は言えば最初に作ったスティレットと同時に見つかったこの子を組んでおしまいのはずだったんですよ。だが事は簡単ではなかった。
まずシンプルにランナーがべらぼうに多い。ランナーの番号はA~Tまであるので単純に数えても20枚、かつ通常のKに加えてK1のようなサブ番号が振られているランナーがあり21枚、なおかつ人型なので腕や足など左右対称のパーツは同じ番号で2枚ずつあるためE・F・J・K1・L・Oは1枚ずつ追加で27枚、ついでに関節を繋ぐゴムのような柔らかい素材のポリキャップパーツのランナーが3枚あって30枚、フェイスパーツ・塗装済みの一部パーツ・手のパーツをそれぞれ1枚と数えると合計ランナー数は33枚。
33枚。数えてて嘘だろってなったよ。さすがに20枚台で収まるだろと思ってた。
でもこれだけなら根気さえあればなんとかなると思ってた。
しかしスティ子でコトブキヤのプラモはどうもミニ四駆やガンプラとは勝手が違うというのを思い知らされた。
これは説明書や公式写真としてさも普通に組むだけでこうなるかのように載っている画像。だがしかしこれは普通にパチパチ組むだけでは再現できない。
この画像で言うと差し色になっている胴体のブルーや腕や足のイエローやオレンジは自分で塗装する。
ついでに胴のランプみたいなブラックとターコイズブルーのアクセント部分も自分で塗る。というかもはや塗るとかいうレベルじゃない。1ミリ以下の精度が要求される。
実際のパーツがこれ。申し訳程度にガイドの溝が掘られている。
青いラインは水転写デカールという一般的なシールと違ってまず水に浸してから貼るもの。スティレットにもついてきててここで見事に失敗して破った。そこで私の心は一度折れました。そして決めた、フレズはちゃんと知識と技術がついてから作ろうと。
ちなみにスティレットも成型色が青と黒の2色のみで、アクセントカラーの白は自分で入れる仕様になってた。
しかしこれが初心者殺しすぎた。プラスチックで白を発色させるということがとてつもなく奥が深いということを知ったのは何も考えずにガンダムマーカーを使った数日後でした。
また説明書以外にもコトブキヤはエッジィな商品を送り出す代わりに代償も高く、パーツに無理がある場合もある。フレズヴェルク型は可動のために胴体を繋ぐB4パーツという部分に不具合があり、ピンバイスで穴を空けて真鍮線を通すことが推奨されている。
どこまでハードルが上がるんだよ。
ただそろそろ部分塗装も要領わかってきたしそろそろいける気がする、今月か来月には……。