アクセス解析のチェックとこのサイトのURLのエゴサをしていると、1ヶ月ほど前にサイト立ち上げの記事を参考にしたということでリンクしてくださっているところが見つかった。(メッセージありがとうございます。本当にすごく嬉しかったです。)
嬉しいお言葉も頂いていて浮かれながらその方のサイトに目を通していると、他にもWordPressやスマホ環境のレスポンシブ対応HTMLで現代的な作りになっている個人サイトがいくつもリンクされていた。そしてそこからさらにいろんなサイトへ辿れる。20年前のインターネット体験……。
最終的にざっと見ただけで20くらいは見つかった気がする。完全にニホンオオカミを発見した気分だった。いまどきこんな酔狂なことしてる人こんなにいたのか…。
脱pixivの動きなんかがちょくちょく話題になってたのは知ってたけど、正直トレンドワードに上がって消費されてるだけでしょ、なんだかんだ数は正義だし、くらいにしか思ってなかった。すいませんでした。本当に思ったより実際作ってる人多かった。
そしてみんなデザインセンスがいい。ほとんどの人が絵も描ける。やっぱりこういうのは元々クリエイティビティに長けてる人が強いな。
極めつけにウェブリングやサーチエンジン(これもここ数年以内にしれっといくつも立ち上げられてるのおかしいよ)まである。そしてそこから「こういう感じ」のサイトがいっぱい出てくる。本当にいっぱい。
サイト1個1個をリンクするのはさすがにちょっと躊躇うけど(女性向けジャンルは特に厳しいし)これなら大丈夫だと思うので、ざっと見つかったところを貼っていくと、
もともとてがろぐというサーバーに設置して使う自分専用TwitterみたいなCGIがあって、自分でもたまに見かけてはいたんだけど、これが思ってた以上に活気づいてたらしい。
たしかにオタクが脱Twitterで使うなら一番需要高いだろうしな。スキンの開発も広がっていて単なる短文ブログ以外にも色々な使い道が拓かれているらしい。
いや、すごいな。SNSどころかブログが広まり始めた2005年くらいにはもうほぼ絶滅してた匂いだよ、これ。ニホンオオカミ見つけたっていうか自分がニホンオオカミ最後の1匹みたいに思ってたのに別の群れが見つかった……みたいな……。
少し話は変わるけど、吉本隆明はよくコミュニケーションの本質は沈黙だということを言っていた。字面だと単なる矛盾なんだけど、これは要するに目に見えるような反応・リアクションの有無や多寡なんかがものの価値を決めるわけではない、くらいに考えてる。本人の書いていた例だと引きこもりがちで話が苦手な人にも内面には豊かな世界がある人を否定できない、とか。個人的には沈黙に向かって語りかけること、みたいに言い換えてもいいかなと思ってる。
ここを作ってからは特にこのことを思い出すことが多くて、やっぱり何かを発信するって楽しさも難しさも含めてこういうのが本当だよなと思う。
いや、本当久しぶりにインターネットやってて良かったなって思えました。ありがとうございます。
I’m here.