夏祭りレナが相棒だった頃

夏祭りレナが相棒だった頃

みんな懐古モード入ってるから僕も書いちゃいますよ。

Twitterの記録によるとナナシスを始めたのは2015年9月14日。サービス開始からは1年半くらいの時期にあたる。
始めたきっかけはTLに流れてきたハジマライブのPVだった。
当時はアイドルもソシャゲもほとんど一切触れてなかった。声優のライブなんかも一度も行ったことがなかった。

それなのになぜ始めたかといえば、90パーセントくらいは逆張り根性でしかなかった。
「ソシャゲ流行ってるから何かしら触りたいけど、みんなやってるメジャーなやつはやりたくない」がほぼすべてだった。音楽趣味は昔からなのでライブの映像見てこれなら取っつきやすいだろうと思った。曲がいいとすら感じていない。

後から振り返ると新規で始めるには最悪に近いタイミングだった。
当時はちょうどEP1.5が全員分実装された時期で更新は停滞していて、なおかつ新規向けの緩和策も取られていなかったため、スカウトパートを冗談みたいな牛歩で踏破するしかなかった。たしか後半は一歩につきSP13とか消費してた気がする。

なんだよこの画面は。ふざけているのかよ。
ただ元から逆張り根性で始めているのでEP1.0までは黙々と進めた。Cocoro Magicalが解放されたところでCDも買いに行った。

で、このあとしばらく放置した。

この頃のナナシスは無課金だと砂場の穴掘り程度のプレイビリティしかなかった。
実は1000円だけでも課金するとできることがだいぶ広がるんだけど、1人でやってるので知る由もなかったし、ネットの解説や攻略情報もろくになかったので必然的に投げた。だいたい同時期にはデレステもリリースされているので見劣りするどころのレベルではない。
コンテンツの将来性を買うにしてもSEVENTH HAVENやライブの予定はおろかEP2.0すら発表されていない。更新もイベントストーリーのみで停滞し続けている。石配りのような概念は当時の運営には存在していない。

ただそれでもアンインストールはしなかった。

あまりにも曲が良すぎる。

このハリボテみたいなアプリに対して曲が異常なまでに良すぎる。
それも単にクオリティが高いだけじゃなく、明らかに普通のアニソンや声優ソングとは根本から何かが違う。キャラソン臭さがない。歌詞もいかにもドルソン的な夢とか応援がテーマじゃなく、もっと生活に寄り添っているポップミュージックの匂いを感じる。いったいこのアプリと曲の間の不均衡はなんなのか。その引っ掛かりだけで復帰しては戻りを繰り返した。それが完全に解消されてナナシスへの特別な信頼が生まれるには2年後のハルカゼまで待つことになる。

この引っ掛かりはエピソード4Uを解放したところでようやくある程度ほどけるものの、そこまでには相当な時間がかかった。スクリーンショットの日付を見ると開始から3ヶ月かかっている。
ナナシスアプリはこの時点で既に導線がめちゃくちゃで、エピソード4Uが最初の長編エピソードの山場だということや、なおかつそれがレジェンドボスを進めることで解放されるということも全然わからなかった。ネットにも初心者向けチャートのようなものは存在しなかった。BS餌の作り方とかばっかりあった。

そこに到達するまでに最大の役割を果たしてくれたのがタイトルにしたレナのこのカード。

たしか補助チケガチャと単発オデチケで奇跡的に1枚ずつ覚醒前Gが引けてGSにできた。感覚的には一般的なソシャゲでSSRを引くのと同等かそれ以上に近い。このレナを引いてようやくゲームをまともに進めるモチベーションができた。
スカウトもレジェボスもリズムゲームもほとんど全部このレナ単騎でクリアした。彼女を引いていなかったら僕とナナシスの関わりの運命はどうなっていたかわからない。それが僕にとっての荒木レナだ。

このときはまだキャラの顔と名前も全然覚えていない。引いた時点でレスカのデビューは既に発表されているものの、たぶんこの子がそのユニットに入っていることもちゃんと認識できていない。このあと5年付き合うことになるなんて想像もしてないだろう。

奇跡的に残ってた当時のホーム画面。2015年12月。レベル46だけどこれでも初期に比べたら本当にちゃんとゲームやってる実感があった。

このときSnow inとYELLOWも発売されていて、レスカに一撃で撃ち抜かれて推しが決まった。一番ナナシスへのモチベが高かった時期かもしれない。2ndライブへの出演が発表されたときは本当に嬉しかった。4年後に地獄を見るとも知らずに。

Snow inイベのときのスクショ。たしか当時はハードのSクリアとフルコン報酬でもらえるコインがほぼ唯一の無償石だったので相当な達成感があった。このときのスースが初めて2枚取りできた報酬だった気がする。

かわいい。

いつかのバトライブ。2016年1月。Gばっかりで属性染めすらできてないのがリアル。このPハルこの頃から持ってたの今気付いた。いつ引いたのかまったく覚えてない。


パフォーマッチ。2016年2月。報酬誰だったんだろう。


ナナシスのターニングポイントSEVENTH HAVENイベ。これは報酬なぜかモナカだったからよく覚えてる。
発表されたときはそれまでのナナシスに期待してたものとイメージが違いすぎて異和を抱えてた曲なんだけど、どう考えてもこの曲なかったらそのへんのマイナーコンテンツで終わってたと思う。


アイスパ完了のスクショと思われる。2016年3月。このときの上限90だったっけ。


いつかのパフォーマッチ。このイベント本当に理解するのが苦痛で、この時点でもまだルールわかってないらしく攻撃側なのに青染めにしてる。2016年5月。

ここまでで一番真面目に走ったEP2.5のバトライブ。初めて3枚取りした。


レナ染め…はできてない。


お前は……?


本当になんだったんだこれ。


トワイライトのリリース時。2016年12月。
たしか発表はQOPのデビューと4UのLucky☆Luckyの少し後くらいで、レスカの新曲はかなり意外だった。
この頃はSHのリリースからQOP、そして4U単独とコンテンツ展開がロックに寄っていて、自分がナナシスに求めていたものとだいぶ離れていた時期だった。トワイライトの発表でなんとか繋ぎ止められた思いをしたのを覚えてる。


こんなログボもあったらしい。

リリース前コメントもあった。


この頃のナナシスの絵はオーラがある。


レスカの初タイトル画面。
この後の2.5ライブ、そして翌年の3rdライブとハルカゼでこのコンテンツは自分の人生にとってかなり大きな位置を占めることになるかもしれないなという思いが芽生えた。

でも本当に平坦な道じゃなかった。何度も異和を感じたし、何度も俺がついていけるのはここまでかなと思った。挙げようと思えば2ndライブの前、未デビュー組より4U優先だったこと、3rdまでに全然曲が増えなかったこと、i-n-gの実装、2017年のリズムゲーリニューアルまでの虚無期間、陣取りゲーム、最近のゲームの新要素すべて(特にマップ)、4thのレスカの解散挨拶、藤田さんの降板とかいくらでも思いつく。最後のはリアルに今も引きずってる。

でも結局ここまで来ちゃったな。始めた頃は本当に一介のソシャゲで終わるか、首尾よく売れてもどこかでセルアウトしてアニメやって終わりだと思ってた。こんなにいびつで不器用な道を歩き通すようなコンテンツを追いかけることになるなんて思いもしてなかった。

結局未来のことは何もわからない。茂木さんが辞めてどうするかはわからないけど、成り行き次第しかないかな。

2021年2月。