令和の個人サイトづくり(Ver.2.1)

令和の個人サイトづくり(Ver.2.1)

※(2023年追記)サイトの作りがだいぶ変わったので全面的に書き直しました。

※(2023/08/22追記)細かい部分もうちょっと書き加えました。

発端

※(2023/08/25追記)この記事はTwitter買収前の2021年8月頃に書かれています。

以前から現代のSNS的な性格から逃れられないブログサービスにいろいろと限界を感じていてまた昔みたいな個人サイトを作りたいという願望はあったんだけど、なかなかどこから手をつければいいかわからなかった。当時使ってたHTMLエディタはFrontPage Expressの世代です。

そんな中で見つけたのがこの記事。

初めて作った個人サイト(自作の小説展示用)はMicrosoft Word+HTMLタグ手打ちでジオシティーズ産でしたあれいつだっけ??? 2001年とかその辺だ…
note.com

どうやら同じことを考えている人がいて昔の個人サイトライクなテーマを配布してくれているらしい。
そんなわけでここからサイト立ち上げを始めました。

WordPressとテーマ「EASEL」

上の記事に書いてある通り、最初に立ち上げるにあたり使ったテーマがこれです。

イラストや小説などのマルチコンテンツサイトに対応した、創作・同人サイトのためのWordPressテーマ。
easel.gt-gt.org

2023年現在ここは別テーマ(yStandard)使っていますが、やっぱりこれを見つけなかったらサイトやらなかったと思います。個人運用向きのWordPressテーマはいくつもありますが、「いわゆる個人サイト」という単語で漠然としたイメージに最も近いと思います。

ただ個人開発(だと思う)なので更新がスローペースで、微妙に歯がゆい部分が多くなってきたので現在はyStandardというテーマを使っています。

「自分色に染めた、自分だけのサイトを作る楽しさ」を感じてもらうために作った一風変わった無料WordPressテーマyStandard。カスタマイズありきのシンプ…
wp-ystandard.com

あと最近やっと気付きましたが今個人サイト作る人ってだいたい創作や同人やってる方が多いっぽいですが、弊サイトは作品置き場というよりもテキストメインでブログに近い運用なので現状yStandardで安定しています。

do

EASELはdoさんという創作サイト支援サイトで配布されています。
テンプレートやFAQなど情報が一通り揃っているので、特に「SNS以外の手段で作品置場を作りたい」という方はまずこちらをブックマークしておくのを推薦します。

令和の創作・同人サイト制作に役立つ情報を発信。レスポンシブ対応HTMLテンプレート、PHPプログラム配布。
do.gt-gt.org

EASELの最大の特徴は「作品」という独自の投稿タイプ。

 

↑の画像はEASELをインストールしたWordPressの管理画面。
この作品タイプを使うことで、通常の時系列に沿って並ぶブログとは別に自分で好きなようにタグをつけて一覧を生成できる独立したページが作れます。
これと「固定ページ」というWordPressデフォルトのページ生成機能を組み合わせることで、最近のインターネットで一般的なタイムライン型と違ったサイトが作れる。

その他補足情報

その他2023年現在のウェブ上の情報で個人的に良さそうだと思ったもの。

しかしほんとここ2年くらいで個人サイト関連の情報増えましたね。
ここ作るの考え始めた2020年頃だとそもそも「個人サイト」っていう単語が共通認識だったかも微妙で、創作サイトとか同人サイトとかいろいろワード変えて検索しないと欲しい情報あんまり出てこなかった。

ロリポップ公式ブログ

レンタルサーバーは法人サイトはもちろん、アフィリエイトサイトや趣味ブログを運営するために必要です。教えて!レンタルサーバーのことでは、レンタルサーバーを選ぶ際の…
lolipop.jp

ロリポップ公式のサポート記事。老舗だし個人用途での使用を推してる。
個人的に経営側がこういうのを態度で示してくれてるって結構重要なので、もし今から始めるならロリポップを選ぶかもと思う。

セキュリティ関連

初心者でも簡単にWebサイトを作成できることから、世界中で最も使われているCMSの一つWordPress。使いやすい反面、多くの人が使用していることで、悪意ある…
freelance-hub.jp

このあたりが一番まとまってるかな。
WPは攻撃されやすいので一度は目を通しといた方がいいと思います。言っても個人用途ならまあ全部自分でなんとかするしかないし……。

HTML+CSS(静的サイト)でのサイト制作

令和となった今から個人サイトを始めようという人、あるいは既に個人サイトを持っていて令和時代に対応しようと思っている人のための情報を掲載しています。失われたり散逸…
rumic.jp
ほんのりhtml知識がある人向けテンプレート&ふんわり解説サイト
sitetsukurou.x0.com

HTMLとCSSで(いわゆる静的サイトの方法で)で令和対応の個人サイト制作に関する情報もだいぶ増えてる。なんだかんだこっちの方が取っつきやすい人多いかな?

てがろぐ

スキン式で複数ユーザ認証機能のあるマイクロブログ的なフリーCGI「てがろぐ」の公式配布サイト。備忘録・メモ帳・日記・チャットツールなどとしてのほか、「自分専用T…
www.nishishi.com

最近よく見かけるようになったCGIスクリプトてがろぐ。
ミニTwitterのような使い方からサイト全体を作っている人までカスタマイズの幅がものすごく広い。てがろぐ使用サイトのみを集めたサーチサイトがあるので(センシティブなサイトもあるので直リンク避けます)、個別事例はそちらで検索してみてください。

サーバー関連

上に全部まとまってるけど、まず敷居の低い無料サービスで候補になるのがPHP+MySQLの使えるスターサーバーフリーとXFREEの2つ。

www.star.ne.jp
www.xfree.ne.jp

なんでこの2つやめたんだったかな……たしか3ヶ月に1回くらい手動の更新手続きが必要でそれを忘れるとサイトが消されるみたいな理由だった気がする。
普通の人ならとりあえずこの2つのどちらか選べばいいと思います。

そして最初に候補にしてたのが大昔作ったサイトでも使っていたxreaの無料プラン。

XREA(エクスリア)はユーザー側で自由に設定をカスタマイズできる、高い機能性を持った無料から使えるレンタルサーバーです。最新のCPUとSSD搭載で高速化を実現…
www.xrea.com

ただここは今「『.shop』ドメインがついてくる!」として強制的に独自ドメインを取らされるという何かすごく嫌な感じのオプションがついてたので最終的に却下。

※(2023/08/22追記)

使っていませんがFC2の無料ホームページサービスがWP使えるらしいのでとりあえず触るにはいいかもしれないです。

無料!FC2ホームページなら世界中で人気のWordPressがインストール設定不要で簡単にご利用開始できます。
web.fc2.com

となると有料プランなんだけど、安定なのはさくら、ロリポップ、スターサーバー、エックスサーバーあたり。

高速、安定サーバーならさくらのレンタルサーバ!PHP7モジュールモードでWordPress高速化。無料SSL、Webフォント、バックアップ機能などWebサイト制…
www.sakura.ne.jp
【WordPressの表示速度No.1】のレンタルサーバー「ロリポップ!」月額550円から高速WordPressが使える!初期費用・ドメインも無料!今すぐ10日…
lolipop.jp
www.star.ne.jp
www.xserver.ne.jp

どれ選ぶかはほぼ好みだと思うけど、印象ではロリポップが特に創作や個人サイトの支援に熱心な感じがしました。

で、最終的に見つけたのがスタードメインの特典サーバー。

www.star-domain.jp

これはドメインを取ると容量3GB+WordPressが1つインストールできるサーバーがついてくるという非常にありがたいサービス。
→2021年10月よりさらに強化されて容量が20GBになりました。さすがに無茶な使い方しない限り個人用途じゃ足りなくなることないと思う。

メリットは何より安さ。.comや.netドメインを取れば年間1,000円台で維持できる(※初期費用99円になっているようなマイナードメインは翌年度以降の料金が跳ね上がる仕組みになっています)。後々他の用途で使いたくなっても安定のスターサーバーにそのまま移行できるのでほぼ問題なし。というわけでこれに決定。

※(2023/08/22追記)値上げラッシュの波でややお高くなりました……。それでもまだ年間2000円以下ではありますが。

★★★

この後はサイトの構成とか使ってるプラグイン列挙してたんだけど、2年も経つと更新止まってるものも出てきていてちょっと危ないかな?と思ったのでここでは思い切ってばっさり削除しました。実際の体験談見てても個人で運用されてるWordPressはプラグインが一番セキュリティ突かれやすい印象。

このサイトも立ち上げて2年経ちましたが楽しく運営できています。